今日で東日本大震災から9年が経ちました。
今年はオリンピック/パラリンピックイヤーではあるものの、昨年日本を襲った令和元年台風第19号や、新型コロナウィルス感染症の影響により、明るい話題よりも不安な情勢が毎日メディアで取り上げられています。
そのような中で、福島県双葉町では一部避難指示が解除されました。JR常磐線も全線開通となっています。
少しずつ、そして着実に復興は進んでいます。
今の現状を憂うことなく、未来に向かって歩むことが大切だと私たちは日々東北の皆さんから教えてもらっています。
震災の経験を次世代に伝えていく「震災伝承」活動が被災した各地で実施されています。
自分の経験を言葉で伝えることがまだできない人がたくさんいます。
あの時の想いや悲しみをまだ自分の中で処理できない人もたくさんいます。
そのような中でも、語り部活動をされている方がおり、当財団はその団体活動を支援しています。
年月が経ったとしても、10年目という節目になったとしても、必ずしも気持ちに決着をつけなくていいと思っています。
それら想いも抱きつつ、日々暮らすこと、それもまた復興だと感じています。
子どもたちの未来のために、私たちはこれからも東北に寄り添い続けます。
皆さまのお力添えを今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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