震災以降、岩手県・宮城県・福島県を中心とした被災地では、ご家庭の経済的事由で高校などへの進学・就学が困難となっている生徒がいらっしゃいます。当財団では、この困難な状況の中で、諦めずに学ぶ意欲を持った生徒の皆さまをサポートするため、2011年11月に、給付型奨学金制度「まなべる基金」を創設し、第1期から第9期で合計2,926人に総額16億円規模の支援を行っています。
安心して高校生活を送り、その先の進路への希望を持っていただくことを目的に、第10期は80人程度を対象として支給します。なお、本制度は当財団への寄付金を財源とした給付型奨学金制度のため、返還の必要はありません。
今回の第10期では、昨今の新型コロナウィルス感染症等による経済的な影響を踏まえて、昨年から大幅な減収が見込まれるご家庭にも配慮した特別措置を設けています。また、第9期から高卒認定試験合格を目指し、フリースクールや学習塾などへ在籍している方も応募対象としたことに加え、今期より、福島第一原発事故の影響で避難し、二重生活を余儀なくされているご家庭に対しての応募資格を一部変更するなど、より多くのご家庭を支援できる募集内容となっています。
■ 詳細はこちら(http://minnade-ganbaro.jp/manaberukikin/)
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