ごあいさつ

　本日で、東日本大震災から5年が経過しました。復興の進み具合については、さまざまな見方がありますが、当財団は、一人でも多くの方が一日も早く元の生活を取り戻せるよう願いながら、支援活動に取り組んでまいりました。
　先日お会いした支援団体や語り部などの皆さまが口を揃えてお話しされたのは、「今、ようやく復興の入り口に立つことができた気がします」ということでした。長かった復旧期間を終え、ようやく復興への道を進みはじめられる、その言葉を重く受け止め、今後の支援活動に取り組んでいこうと、職員一同思いを新たにしました。思いをかたちにするためには、皆さまのお力添えがぜひとも必要です。継続的なご支援どうぞよろしくお願いいたします。

公益財団法人東日本大震災復興支援財団
事務局長

■ 3月のご支援のお願い

賞品が当たる「くじ付き募金」

4月28日までに、Yahoo!ネット募金を通じて、被災した高校生を支援する奨学金「まなべる基金」にご寄付いただくと、オリジナル自転車が抽選で5人の方に当たります。クレジットカードのほか、Tポイントでのご寄付も可能です。詳細は、Yahoo!ネット募金をご覧ください。

ずっと！東北応援プロジェクト

　携帯電話で簡単にご寄付いただける「かざして募金」経由で3月31日までに当財団に寄付いただくと、皆さまからいただくご寄付と同額が、「かざして募金」を運営するソフトバンク株式会社からも寄付される「ずっと！東北応援プロジェクト」が実施されています。詳細は、特設ページをご覧ください。

■ これまでの支援活動の概要

　2011年6月の当財団設立から現在までの、支援活動をご紹介いたします。

まなべる基金

東日本大震災の影響により、経済的な理由で進学・就学が困難になった高校生を対象に、返還不要の奨学金「まなべる基金」を給付し、あきらめずに学ぶ意欲を持った生徒を支援します。 支援者総数：2,648人 支援総額：14.8億円 ※支援総額には、これまでの支給分に加え、現時点で支援が決まっている高校生が卒業まで奨学金を受け取った場合の支給額を含みます。

子どもサポート基金

東北の子どもたちを継続的に支援するNPOやボランティア団体などへ助成をします。 支援団体総数：313団体 支援総額：5.71億円 ※支援額には今後の支給予定分が含まれます。

みやぎ「夢・復興」ジュニアスポーツパワーアップ事業

宮城県の小学4～6年生を対象としたトップアスリートの育成を目指す「みやぎジュニアトップアスリートアガデミー」と、宮城県の全ての児童の体力向上を目指す「未来を担うみやぎっ子体力向上キャンペーン」を通じ、復興を支える心身ともにたくましい人材を育てます。 支援者総数：314人 支援総額：2.89億円 ※支援総額は、支給済み分に加え、現時点で支援が決まっている支給額を含みます。

福島こども力プロジェクト

福島県の子どもたちを対象に、自然体験をはじめ、スポーツ、アート、国際交流、科学などの幅広い分野において子どもたちが本来持つ力を引き出すプログラムを実施する団体の支援を行います。福島の将来を担う人材を育成することを目的としています。 支援者総数：58,800人 支援総額：2.96億円 ※支援者総数および支援総額は2016年3月末までの予定分も含みます。

18歳まで携帯料金サポート

震災により両親を亡くした子どもたちを対象に、身近な人々と話す・つながるための携帯電話を安心して使えるよう、18歳になるまで月々1万円を支援します。 支援者総数：42人 支援総額：967万円 ※2015年5月時点

ユースアクション東北

被災地域の復興や活性化のために活動する若者を資金面と人材面から支援し「思いを形にできる人間」への成長と活動のさらなる発展を後押しします。 支援団体総数：9団体 支援総額：157万円 ※2016年1月時点

ご寄付のご報告

　これまで、当財団は多くの方々よりご支援をいただきました。いただいたご寄付は全額、東北の子どもたちの支援に活用させていただいております。ありがとうございました。引き続き温かいご支援をお願いいたします。

• 寄付件数：7,676件
• 寄付総額: 8.18億円

※2011年8月～2016年2月

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